マイクラBE(統合版)で好きな形のオブジェを複製する方法
閲覧ありがとうございます。はくりおです。
今のマイクラは大きく分けて
統合版(BE。スマホ、Switch、Windows10などのプラットフォームを統合したもの)
の2つになりますが、バージョンの進行度やワールドの設定、MODやアドオン等々、いくつか違いが有りますね。
そう、統合版では使用できるMOD、アドオンが少ないんです。
WorldEditやVoxelSniper、名前は聞いたことある人もいるのではないでしょうか。地形から作り始めたり、大掛かりな建築をする人がよく用いているMODです。
これらを統合版でも使いたいけど、探しても無いし自作するのも無理…となった人に、ほんの少しだけ使えるテクニックを紹介します。
前置きが長くなりましたが、今回は原木の塊と砂山、樹木を狙った所に複製する方法となります。それではどうぞ。
まず、上のような原木の塊を用意します。3×3の正方形に、各面の中央を1ブロック追加したものになります。
これを指定した場所に複製します。何度も手軽に出来るようにしたいので、コマンドブロックとスポーンエッグを使います。
※コマンドブロックはただクリエイティブにしても出てこないので、チャット欄に
/give @s command_block と打ち込むと手に入ります。
まず初めに、コマンドブロックに
execute @e[type=zombie] ~ ~ ~
と打ち込みます。
これはゾンビのいる場所を指定していて、この指定されたゾンビを中心に複製が出来るようにします。
先程打ち込んだコマンドの後ろに、clone x座標 y座標 z座標 x座標 y座標 z座標 ~ ~ ~
と打ち込みます。
前半のxyz座標は複製するものの始点となる座標、後半のxyz座標は複製するものの終点となる座標を入力します。
その後ろの ~ は、ゾンビの座標を示しています。
このままだとゾンビの位置が始点と同じなので、ゾンビの位置が複製物の中央になりません。その為、~-2とする事で、5×5×5の複製物の場合、ゾンビの位置を複製物の中央に持ってくる事ができます。この辺りは実際にやる方が分かりやすいですね。
ただし、中央に持ってくる事ができるのは奇数サイズのみです。3×3×3なら~-1、7×7×7なら~-3といった感じですね。
メインのコマンドはこれで終了です。
コマンド入力画面とは別に、コマンドブロックの種類などを設定する所があります。
そちらを
ブロックの種類:反復
条件:無条件
に設定して1つ目のコマンドブロックは完了です。
完了したら、コマンドブロックにレバーを付けてスイッチONしましょう。コマンド使いたくない時はスイッチ切ればいいので、再設定の手間が省けます。
これだけだと、スポーンエッグで呼び出したゾンビがすぐに死なないので窒息ダメージ音が煩いです。その為もう一つコマンドブロックを追加します。
最初のコマンドブロックに隣接して、
kill @e[type=zombie] ※最初の / は無くても大丈夫でした
ブロックの種類:チェーン
条件:条件付き
レッドストーン:常にアクティブ
に設定します。
では、早速起動して試してみましょう。
分かりやすいように、始点と終点の位置に石レンガを置いてます。
これを
この石レンガの上に複製します。
すると…
はい!
無事に複製出来ました。
ただしこれには大きな欠点があります。
コマンドで設定した範囲は正方形です。でも、複製したいものはボール。
そうすると、周りの空気ブロックも複製されてしまうので、上のように最初からあるブロックを巻き込んでしまいます。
では、空気ブロックを複製しないように設定するにはどうすれば良いでしょうか。
そこで最初のコマンドに masked と追加します。
こうしておくと、空気ブロック以外のものだけ複製されるようになります。
上に積み上げても、下のブロックが空気ブロックに置換される事なく複製できてますね。
前回の巨大樹の幹は、この方法で原木を積み上げて作ってました。微調整は手作業だけど、大まかな形作りはとても楽になります。
今回は原木のボールを複製しましたが、複製範囲は自由に指定できるので、もっと大きなサイズのものを複製することも可能です。
石や土の塊を複製していけば、大きな土地や丘、山を自分で生成できるし、家のテンプレートを設定しておけば、一から建築するよりも少ない労力で街をつくる事もできます。
この木と小さな砂山も
この通り。
砂は下に落ちるので、適当に上に積み上げるだけでも山っぽくなります。
実際の地形作りでも、砂で大まかな地形を生成して、その上を土で覆えば自分好みの地形が簡単にできます。土で覆う作業だけは手作業なんですけど。
その辺りはコマンドで出来なさそうなので、誰か良い案があれば教えてください。
ちなみに、これらの効果はチャンク読み込み外だと効果がないので、遠くで作業したい場合に備えてワールド設定をするのがオススメです。
その為に、チャット欄に
/tickingarea add 始点のxyz座標 終点のxyz座標 名前
と打ち込みます。
今回は wood という名前を付けました。
こうする事で、指定した範囲内を常に読み込まれる状態にできます。
今回はコマンドブロックと複製したいものをまとめて指定したので、遠く離れた所にも複製させる事ができます。
1000ブロック近く離れていてもこの通り。
他にもコマンドは色々ありますが、私も使った事ないコマンドやよく分からないコマンドもあるので、気になった方は調べてみてください。
Java版のMODには敵いませんが、近い事は出来るよって事で、今回は終わりにしたいと思います。
長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました。誰かしらのお役に立てれば幸いです。